ヤンデレヴィクトル氏による幸せ身代わり計画【完結済】
第3章 少し関係の進んだ身代わりの話
その瞬間、桜はガクガクと腰を戦慄かせ、尿道からぴゅ、と液体を噴き出し、果ててしまった。
「あ、ああ、やぁ、あ」
ーー漏らしてしまった。
桜は真っ青になり、自身の情けなさに涙を溢れさせた。
「わ、わたし、もう大人なのに、おしっこ、漏らしちゃった、ごめんなさい」
「泣かないで、大丈夫だから」
頬を伝う純粋な雫を指で拭ったヴィクトルは、震える桜の身体を抱き起こし、あやす様に頭や背中を撫でながら、優しい声音で彼女を褒めてやった。
「上手に潮を噴けたね」
「潮?おしっこじゃないの?」
「女性が気持ちよくなるとここからアンモニアを含まない透明な液体を吹くんだって」
ここ、と潮を噴き上げた小さな穴を長い指が掠める。
「あんっ」
未だポロポロと流れてくる涙をヴィクトルはちゅう、と吸いとると、眦に数度リップ音を立てて口付け、そして耳元で「とても可愛かったよ」と囁いた。
ーー漏らした訳ではない。
それに安心した桜は、脱力してふわりとヴィクトルに体重を預けた。
「続き、しようか?」
「ん、きて」
唾液と愛液により、しとどに濡れそぼった膣口に指を差し込めば、離さないと言わんばかりにきゅうきゅうと中が収縮する。
指の腹でGスポットを押して、膣壁のざらざらを楽しみながら、充分に解れていることを確認した男は、自身に避妊具を被せて準備を整えた。
ゆっくり腟内をかき回すように腰を進め奥までたどり着くと、もう一度桜の身体を起こして対面座位の形でピストン運動を始めた。
「ああ、ん、それ、ふか、いっ」
「はあ…持っていかれそうだ」
ぐちゅ、ぐぽっ、ごちゅん。
「あ、はぁ、ああっーーーぁあん」
「はぁ、はぁっ…、っん」
律動を繰り返し、再奥にある子宮を穿たれ、Gスポットを容赦なく擦られれば、意識が飛びそうな程の快楽が押し寄せてきたことにより、きゅうう、とまるで一滴残らず精子を搾り取ろうとするかのような膣壁の収縮に、男の性器は大きく跳ね、どくりと脈打った。
「サクラ。サクラ、受け止めてっ」
「え?ぁあああっーーっ」
強制的に2度目の絶頂へと導かれた桜は、目の前の男に縋り付き、その途方もない快楽に身を震わせた。