第7章 後輩ー翔③ー
智「…は?」
言葉が出ない
社長が 知ってた?
社「他の奴等は気付かなくても私は気付いていたよ お前達2人の雰囲気は独特だ ずっとグループを支えてきた2人だからというだけじゃない お互いを慈しみあう深い愛情がある」
智「社長…」
社「お前たちを嵐にして ずっと見てきたんだよ そのくらいわかる」
見る人が見たらわかっちゃいますって
よくニノに言われてた
社「やっと報告してくれた」
Jrの頃から 目をかけてもらってた
自宅にレッスンの誘いの電話をもらったり
京都行きも 社長の推薦だった
嵐になるときも
嫌だと ダダをこねたおいらに
櫻井もいるから
あいつは お前の役に立つから と
社「うちの事務所のトップグループは実質お前たちだ 先輩もいる中本当によく立ち回ってくれてる その嵐を守るのは事務所として当然の事だ その件に対して何か出たら全力で揉み消す」
智「…ありがとうございます」
社「成長したな 大野 お前にリーダーをやらせて良かったよ」
智「ジャンケンで決まったリーダーですけどね」
社「お前がリーダーで櫻井が補佐に回ったから今の嵐がある まぁ 何よりあの5人だからね」
どこか嬉しそうに 目を細めて
社「今度改めて5人で来なさい マネージャーには時間を合わせるよう伝えておく」