第6章 後輩ー翔②ー
翔「智くん…」
智「おいらだって覚悟決めて翔くんとこうやっているんだからな
おいらの気持ち舐めんじゃねーぞ」
智くんの綺麗な指が
俺の頬を撫でる
智「翔くんはちげーの…?」
悲しそうに潤んだ瞳で
俺の頬を撫でるのは
知らないうちに流れていた涙を拭うため
ごめんね
俺の軽はずみな行動で
あなたとの関係が他人にバレて
俺ひとりでどうにかしようと
あなたに話さなかったことが
こんなにも
あなたに悲しい顔をさせるなんて
思ってもみなかった
2人のことなんだから
2人がで どうにかしようと
どうして思えなかったんだろう