第43章 決意
ニ「…活動を終わりにしたい っていう事は 解散したいって事ですか…?」
智「そういう意味じゃない あくまでおいらだけ」
潤「じゃあ解散だよ」
相「おーちゃんだけ抜けるなんて有り得ない 俺たちは1人でも欠けたら嵐じゃない いつも言ってるじゃん」
うちのグループの絆は絶対だ
あなた1人が抜ける抜けないの話じゃすまない
嵐の存続に関わる
落ち着け 櫻井翔
ここで揉めることは 得策じゃない
とにかく智くんの みんなの意思を明確にして
そこから解決策を
翔「…先ずは智くんの話を聞こう」
潤「翔くん!」
翔「智くん あなたに加勢するつもりもみんなに加勢するつもりも無い でも先ずはあなたの考えが聞きたい どうしてそう思ったのか 具体的な案があるのか それに対して1人1人答えていこう」
ニ「そうですね… おじさんが何故 って話を聞かないと私達はヘタに意見すら出来ない」
相「そうだね」
潤「…話してよ 大野さん」
誰1人として
いきなりこんな事を言った智くんを責めたりしない
あなたが考えも無しにこんな事言ったりしないって知ってるから
教えてよ 智くん
自分で覚悟決めて言った割に
両目に涙ためて 唇噛み締めて
ああ 唇 傷になっちゃうよ
責められるのを覚悟して言ったのに
誰もあなたを責めないから そんな顔してるんでしょう?
そんな事しないよ
みんな あなたが 嵐が 好きなんだよ
だから 教えてよ 智くん