第43章 決意
それから幾度と無く 話し合った
全員で
個別で
事務所の人間も交えて
本当に何度も何度も
不思議と 誰1人として
おじさんを引き留めるとか その意思を真っ向から否定する人間はいなかった
みんな おじさんの思いを理解した上で
解決策を模索した
勿論 私自身も
あの歌声 あのダンス
それを間近で見れるのは 私の誇りだった
嵐だから という誇り
嵐の二宮和也 で仕事を受けてきた
嵐である事が私の誇りだから
それがなくなったら 私は
この世界で仕事を続けていけるんだろうか
仕事を
続けたいと 思うのだろうか
相葉さんを好きになって 秘めた関係でも
おじさんと翔さんという関係性の2人がいたから
潤くんという理解者がいたから
嵐だったから やってこれたんだ
正直 不安しかない
でも いつかは誰が言ってもおかしくない言葉
それを 今 おじさんが発しただけの事
あの人の意思と 私達の思いを重ねたい
完全になんては 無理
だって私は 活動を終わりにしたいなんては思っていない
だから 本当に何度も話した
私達嵐全員の思いの方向が 同じになる様に