第39章 大切なもの
城島くんの言葉に
唇を尖らせながら 黙りこむ
『翔に伝えてくれよ 嫌な役目請け負ってくれてありがとなって あと これからの俺たちをちゃんと見てろ って』
松兄の優しい声で
翔くんの あの言葉が
嬉しかったんだなって 思えた
『俺達は負けない お前らも見てろよ』
見てるよ
今までも これからも ずっと 見てるからね
だから
負けないで 頑張って
4人で また歩いていってね
翔「ただいま! みんな!」
智「お帰り翔くん 早いな」
翔「スタッフがみんな楽屋に来てますって どうしたの!?」
ネクタイを緩めながら
息を切らせて 楽屋に入ってきた翔くん
スタジオから猛ダッシュで来たんだな(笑)
相「お疲れ 翔ちゃん!!」
翔「うわっ!」
ニ「だからおやめなさいって」
宣言通り ハグする相葉くんに
首根っこを掴んで 阻止するニノ
何?何なの? って笑いながら
相葉くんをしっかり抱き止める翔くん
数日前の ピリピリした空気は
今の俺達には 無い
俺達もホッとした って事なのかな
翔「みんなが来てくれるなんて思ってなかったから 何にも用意してない あっ 差し入れあるから食べる?」
潤「この時間に甘いの食べんの?(笑)」
相「この時間ならアルコールでしょ!」
ニ「相葉さん」
相「え あ」
確かに 俺達も酒好き
でも さすがに 今日はちょっと飲む気にはならないかな
智「飲むのは今度だな 相葉ちゃん」