第38章 ブラックペア
智「…まっじぃ…」
翔「そもそも飲むものじゃないからね …大丈夫?」
軽く咳き込みながら 悪態をついて
そんな事言われたら
さすがの俺だって ちょっとムッとする
あなたが攻めるから 出ちゃったんだからね?
翔「あなたまだイッてないでしょう? どうするの?」
智「翔くんの 挿れる」
解すのに挿入ってた指を抜いて
俺の 鼻腔近くに持ってきて
翔「蜂の巣の 奥の蜜 だ」
指をペロリと舐めると
また ニヤリと笑って
智「針で 刺してくれよ」
翔「俺の針で?」
智「他のヤツのなんていらねぇ 翔くんの針」
翔「仰せのままに…」
自分でも 思う
結局 あなたには甘いんだ
ゆっくり 腰を進めて
あなたの奥に 挿入っていく
ただ 甘く 優しかったのは 多分そこまで
あなたの細い腰が
折れるんじゃないかってくらい押さえ付けて
四つん這いになった あなたが
その綺麗な顔を歪めて
ラグに 平伏すように顔をつけて
お互いに 何度も 熱を吐き出した
結果 わかった事は
どんなあなたでも 俺は欲情する って事と
どんなにブラックなあなたでも
やっぱり 可愛くて 堪らない って事
それと
リビングのラグは
買い替えだ ってこと