第38章 ブラックペア
翔「俺が欲しい?」
こっちから 仕掛けてやる
ブラック智くんには
ブラックな俺で 対抗してやる
なんて 俺に出来るかなぁ
智「欲しいに決まってんだろ」
翔「じゃあ それなりのコトしてもらおうかな」
智「…何だよ?」
翔「俺が 欲しい ってわかるようにちゃんとおねだりしてもらわないと ね」
俺の言葉に また 目だけでニヤリと笑って
その視線に 思わずゾクッとする
顔は 智くんなのに
違う人みたいだ
智「しょーがねぇな」
バサバサと残りの服を脱ぎ捨てて
俺の前に 立ちはだかる
そして
直下立った 自分の中心をぐっと握ると
俺を挑発するように擦き始めて
うわ リアルに視覚にクルな
智「っん… 翔くん 手伝ってくんね…?」
翔「何を…?」
智「後ろ 解してくんねぇ…?」
ゴクンと 思わず生唾を飲み込む
翔「…俺が欲しいんでしょ? 自分で解して見せてよ…?」
一瞬 見せたその視線に怯む
冷たい その視線は
まさに
ニノが演じる 渡海そのもので
智くん
あなた どれだけドラマ観てたの?
あなたの演じる 渡海に惹き込まれる
ヤバイ
俺 いろんな意味で堪えられるかな