第37章 大野丸 続
相「しょうが焼き しょうが焼き… 豚肉あった!しょうがもある!作れるよニノちゃん!」
うちに帰ってきて
冷蔵庫をガサゴソして
あ とりあえずビールかな
相「はい 飲むでしょ?」
ニ「ありがとうございます」
缶ビールを手渡して
お互いにプルタブを開けて 缶をコツンと合わせる
相「俺 ご飯作っちゃうから ニノちゃんテキトーになんかしてて」
ニ「相葉さん」
相「ん?」
ニ「座ってください …隣に」
隣? 座る?
どしたのニノちゃん
言われた通り ニノちゃんの隣に座って
ニ「真正面では言いづらいので…」
なに? なんか話あんの?
めちゃくちゃ深刻な感じじゃん
相「話 あんの?」
ニ「…ずっと 考えてる事があるんです」
相「なに?」
すうっと 息を大きく吸って
ニ「…相葉さん 私とずっと一緒にいてくれるつもり …ありますか?」
相「は!?」
何言ってんの!?
そんなの あるに決まってんじゃん!
ニ「…私はおじさんみたいに甘え上手でもないし 可愛いくもない むしろ小憎らしいくらいの人間だと思うんです」
相「ニノちゃん?」
ニ「あなたも翔さんみたく エスコート上手でもないし むしろ天然で」
わかんないわかんない
何言ってんの ニノちゃん