第36章 大野丸

翔「…んっ…　さと…」

身体中に唇を落とされ　撫で回され
俺のナカに　あなたの綺麗な指が挿入ってきて
ゆっくりと　俺を解していく

翔「…さと…　んんっ」

あなたを呼ぶ唇を　煩いとばかりに塞がれて

雄になったあなたは　殆ど　声を発しない

俺を労る言葉も　
甘い吐息を発することも　

ただただ　俺で快楽を求めようとする

寂しくもあり　不安にもなるけど
そんなあなたに　ゾクゾクするほど感じる俺がいる

あなたを　感じたいよ
俺で　気持ち良くなって

立場は逆になっても　思う事は同じで

智「…挿れるぞ…」
翔「…うん…　来て…　んんっ！」

先が　挿入ったと思ったら
そのまま　ズブズブと奥まで一気に挿入れられて

翔「はぁっ…！ん…っ」
智「っ…」

キツいのか　少し眉間に皺を寄せて
動かないで　キツさと快感をやり過ごしてる

早く　気持ち良くなって欲しい

翔「さ　とし　くん…」
智「動くぞ…」
翔「うん…　んぁあっ…！ちょっ…！」

最初から　ガツガツと奥を突かれて
性急に襲ってくる　快楽と射精感

あなたがくれる快楽は　いつも
甘さが漂うような　緩いものではなくて
獣同士の馬鍬いに近いかもしれない
ただ　ひたすらに射精感を煽っていく

あなたが　こんなに欲しがるのが
俺だけだと　思えるこの行為が　堪らなくいい