第36章 大野丸
ふやけんじゃないかってくらい
びちゃびちゃにあなたの唾液を纏った指を
あなたの蕾に挿れて
智「…あ あぁ…ん…」
翔「なぁに…?もうそんな声出して…」
智「はや く…ね…? まだ…」
翔「だって あなたに挿入りたい…」
押し進むように 奥に挿入れながら指を増やして
ナカで バラバラに動かせば
智「はっ…あぁ… ん…っ…」
俺の上で 仰け反る様に 身体をしならせて
翔「…舌 出して… ほら 手も止まってる…」
空いている手で あなたの手を取り
お互いのそれを 握り込ませて
その上から手を添えて 上下に擦る
智「あぁっ…」
翔「あぁ…気持ちいいね… んっ…」
手を離しても あなたの手が そのまま動いて
お互いの先走りが 潤滑油がわりになって
ぬるぬるとした刺激をもたらす
翔「口がお留守だよ…?」
舌を差し出すと
泣きそうな瞳で 俺を見つめながら
するりと 舌を出してきて
唇をつけることなく 舌を絡めあう
智「んっ…」
翔「…ん…」
鼻に抜ける あなたの甘い吐息が
絡んだ舌が 互いを握るしなやかな指が
全てが 俺の脳内をおかしくしていく
舌を絡めながら そのままあなたの口内に押し入って
歯列をなぞり 唾液を押し込み
言葉通り むしゃぶりつく