第36章 大野丸
智「明後日 とうとう試験のための講習と収録に入る」
翔「とうとうその日が来たんだね」
智「ん」
珍しく リビングでテレビを見ながら
今日は勉強しないんだね なんて話してたら
智「受かるかなぁ」
翔「智くんなら大丈夫 あれだけ勉強してたんだし 絶対受かるよ」
両手を広げると ポフッと素直におさまって
よっぽど緊張してるんだなぁ
翔「甘えたい?」
智「ん」
翔「わかった どうして欲しい?」
智「抱っこ」
翔「してる(笑)」
智「じゃあ ずっと抱っこしてて」
翔「ふふ いいよ」
俺の胸元に顔を埋めて
ここのところ 勉強ばっかりで
邪魔になると思って夜の営みは無しにしてたから
そんなに密着されると
俺のなけなしの理性が失われそう
智「しょ くん」
翔「ん?」
智「なんでおったててんだ?」
おったててる って あなた
そんな品の無い言葉使って
翔「そんな言い方しないの それにしょうがないでしょう? どれだけあなたに触れてないと思ってるの?」
智「抜いてなかったんか?」
翔「気持ち良いことはあなたとするって決めてるから てか あなただって溜まってるんじゃない?」
智「ん」
するり あなたの手が
俺の 勃ち上がりつつある それを
服の上から 優しく 優しく刺激してきて
もう 何するの あなた