第17章 後輩ー智ー
智「え 翔くん明日用事出来ちゃったの?」
明日は珍しく2人一緒の休み
と言っても午後からなんだけど
翔「うん ごめんね 夜食事に行こうって言ってたのに 人と会うことになっちゃって」
智「飯はいつでも食えるからいいけど 明日予約したの高いとこなんだろ?キャンセル料とかかかんじゃねーの?」
翔「その店を使うから大丈夫 キャンセル料かかんないよ」
智「ならいーけど」
魚を使ったフレンチの美味しい店
あなたに喜んで欲しくて
あなたを1番に連れていきたくて
でも そんなことも言ってられないな
翔「ごめんね 楽しみにしててくれたよね?」
智「まぁ な でも夜は帰って来るんだろ?」
翔「もちろんです」
智「ならいーや おいらも絵描きたかったしゆっくりしてるよ」
翔「そうしてくれると嬉しいな」
あなたの額に軽く唇をつけると
ふにゃりと微笑って 俺を見る
智「誰と行くの?」
翔「ん?あなたの知らない人だよ」
智「ふぅーん」
翔「なに どうしたの?」
智「おいらの知らない人なんだ おいらより先にその店に翔くんと行くの」
あれ ヤキモチ妬いてる?
可愛いんだから ホントにもう
翔「浮気じゃないから安心して?」
智「こんな堂々と言われて浮気だったら怒るぞ(笑)」