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【マギ】 A Trip to MAGI World

第5章 Adventure


※三日が過ぎました。

〈マスルールside〉

「……?…。……!…」

声?
気のせいか。

「…?……。」

やっぱり聞こえる。
女の声だ。

こんな朝早くの森に、女が?
しかも、一人の声しか聞きえない。

とりあえず、声のする方へ行ってみる。

「…あははっ!それはすごいね。へぇー。でもなんで?」

あれは…真愛?
独り言か…?

「真愛…?」
「わぁっ!マス兄!?」
「誰と話してたんだ?」
「えぇっと…誰っていうか…この子」

パパゴラス?
あの凶暴な鳥が、人の手の上に?

「なんか、話しかけてくれたから。」
「言葉がわかるのか?」
「…ほんとだ!なんでわかるんだろう?」

今まで考えてなかったのか…

「動物と話すのは初めてか?」
「うん。」
「超能力とかじゃないか…?」
「…能力!」

能力という言葉に、目を輝かせる真愛。

「真愛、なぜ森に?」
「んー、自然の中にいたい気分だったからかな」
「あぁ。森が一番落ち着く。」

「きゃ―――っ!」
女の、悲鳴だ。

「あ、アリシア!?」
…あぁ、あの白髪の貴族か。

パパゴラスに襲われていたから、とりあえず追い払う。

「ありがとうございます。剣を忘れてしまって…。」
「何でここに?」
「こっちのセリフよ!…じゃなくて、シャルルカン様がお呼びよ」
「シャル兄が?なんだろ」
「わからないけど、行きましょう」

俺も王宮に戻って、寝るか。

「あ、マス兄!ジャーさんが探してたよ」
「…森では見なかったって言ってくれ」
「…分かった。」

やっぱり、森で寝よう。
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