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【マギ】 A Trip to MAGI World

第5章 Adventure


〈真愛side〉

宴が始まった!

「わぁ!盛り上がってるね!!」

王宮から宴の様子を見るのもいいけど、行きたい!

「降りてもいい?」
「ああ、いいぞ。」

やったぁ!


魅力について、ずっと研究してた。

魅力って、取り外し可能なんだ。

例えば、歌声に魅力をのせることもできる。
今まではそれを無意識に使ってたんだ。

それに、魅力は存在感にもなる。
こうして魅力を抑えていたら、だれ一人、私に気付かない。

王宮の前、人がたくさん集まっているステージ。
ここで、魅力を極限まで高めたら…

「真愛か?」
「真愛だ…」
「真愛だって!?」
「真愛よ…」
「真愛ちゃんだ~!」

私って有名人♪

「みなさん!楽しんでますか~?」

「きゃー!真愛-!」

アイドル気分。悪くはないかな。

「歌って!真愛ちゃん~!!」

可愛い女の子からのリクエスト。

「いいよ!」

笑顔で答える。


~♪


〈アリシアside〉
「な、なんで真愛あんなに有名なんだ?」

王様、知らないのかしら?
っていうかみんな知らないのね。

「町で歌っているんです。ほとんど毎日。今では真愛のことを知らない人なんてシンドリア中探してもいませんよ!」

「そうだったのですか!?」
「よく王宮からいなくなると思ったら。そんなことしてたんだね」
「真愛、歌すごく上手だものね。」

「あ、歌うみたいです。真愛」

~♪

相変わらず、よく響く綺麗な歌声ね。

「真愛はすごいな…」
「あんな歌声、初めて聞いた」
「そっスね」

そっか、ドラコーン様やスパルトス様、ヒナホホ様、それからマスルール様は初めて聞くのね。

「あ、真愛!すごいじゃない!」
「えへへ」
「よ~し、じゃあ飲むよ真愛!」
「え!?私16だよ!?」

え?私も16だけど…?

「20歳までお酒飲んじゃいけないって決まり、ないの?」
「そんなものがあるのか!?」
「ないんだ…」
「ないわよそんなの!飲むわよ~!」
「そうだそうだ~!飲め~!」

ピスティ様とヤムライハ様に絡まれたら、飲むしかないよ…

「同い年の私も飲んでるんだから大丈夫。」
「アリシア~」

私も、もう一杯!
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