【マギ】 A Trip to MAGI World
第4章 Happy beginnings
〈真愛side〉
「真愛~!官服もらってきたよ」
「ほんと!?」
「ほらっ!着方は自由よ。ヤム様みたいに着てもいいの」
「あ!イメージはあるんだ。これ!」
少し前に描いていた絵を見せる。
「真愛、絵が上手だね」
「ありがとう!これね、日本の伝統衣装『浴衣』っぽくしてるの」
「大胆なアレンジね。裁縫道具はここにあるし、作ろう。手伝うわ」
「いいの?ありがとう!」
こっちに来て、絵も歌も裁縫も、すっごく上達した。
なんでだろう?まあいっか。
午前四時。
「で…できたね…」
「今日は徹夜かな」
「今日から修行なのに!」
「…二時間寝ましょ」
午前九時。
「真愛起きて!寝すぎたわ!」
「え、なんじぃ・・・。九時!?」
「10時に修行開始よ!急いで!」
大変!五分で着替えて、10分で髪整えて、15分で朝食・・・
あれ?結構余裕あるね。
「そんなに急がなくても間に合ったわね」
「そうだね。あ、シン様、ジャーさん、マス兄!」
「おはようございます」
「ああ、おはよう」
「真愛も官服着るのか!」
「不思議な形をしていますね。袖は特に」
「でしょ?日本の伝統衣装なの。縫うのアリシアも手伝ってくれたんだ」
「そうなのか」
「夜の4時までかかったんだよー」
「それって朝なんじゃ…」
「夜っスよ」
「どちらでもいいのでは…」
「じゃ、今から修行なの!」
「そうか。頑張れよ!」
「はーい!」