第13章 ライバル
ーー笠松視点ーー
綺麗な桜を見て俺と水瀬は駅へ戻ってきた。
俺は水瀬の顔をまともに見れずコンビニへ逃げ込んだ。
はぁ…とにかく落ち着かねえと…
明日から毎日こんな感じになるんだな…
Σッ…///
俺は想像するだけで顔に熱が集まる感じを覚えてドリンクを買いふとコンビニの鏡を見つめて小さく息をはいて水瀬が待っていると思い外へ出た。
「水瀬? 」
「ッぃ…離してッ…」
水瀬が近くにいなく胸騒ぎがして辺りを探すと花宮と水瀬がいるのが見えちょうど花宮が襲っている光景で水瀬の顔は恐怖で今にも泣きそうな表情をしていた。
「おい、その手を離せ。」
俺は花宮の手首を強く握り花宮の手を離させ、水瀬を抱き寄せて花宮から離れさせるため俺の背後に隠した。
無意識か怖かったのか水瀬は俺の制服を握り震えているのがわかる。
俺は…何やってんだ……
水瀬が花宮に狙われていることを知っていたのに…
一番側にいたのに…
一人にして……