第12章 海常高校バスケ部
ーー笠松視点ーー
俺は水瀬と放課後約束してからそのことで頭がいっぱいだった。
どこから案内すればいいか…ちゃんとうまくできるか…
正直バスケの試合より緊張する……
それに…水瀬に…聞きたいことがあった。
ーー放課後 体育館前ーー
俺は早めに来て体育館前で待った。少しすると水瀬が手を振り走ってかけてくる。
その仕草を見るだけでスゲェ…可愛いと思う俺は水瀬を相当好きなんだなと思い自分を落ち着かせるために鍵を開けようとすると反射的に落としちまった。
「はい。先輩。」
鍵を水瀬が拾い俺の手に水瀬の綺麗な手が軽く触れると顔が熱くなるのを感じ顔を隠し体育館のドアを開け水瀬に気づかれないように自分を落ち着かせ体育館や部室を案内した。
ーー部室ーー
一通り終わると一息つくためお茶を飲んだ。
俺はずっと気になっていたことを聞きたくて水瀬に聞いて見ることにした。
「1つ聞いていいか?なんで水瀬は海常を選んだんだ?」
それを聞くと水瀬の顔はリンゴみたいに顔を真っ赤にさせていた。
な…なんだ…?
聞いたらまずい質問か?
というか…スゲェ…色っぽい表情するんだな…
Σてッ⁉︎ お…俺は何考えてんだッ…
水瀬の赤らんでる表情を見て胸が締め付けられるような感覚に陥りまた顔が熱くなるのを感じた。
ーー笠松視点 終了ーー