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【黒バス】何度でも貴方に恋をする R18

第55章 証し





–––如月家 庭園–––



「桐生……
 貴方何を企んでるの…」



笠松と離れ離れになったNAME1#は桐生について行くと、庭園を周って屋敷の裏玄関の入り口付近までやってくる。



「企むだなんて…
 少し余興をご用意しただけですよ。
 お嬢様…この先の部屋に入っても…
 何も口を出さないと約束していただけますか?」



「…………」



「約束を守ってもらえないなら…
 外でお待ちいただくことになりますが…」



桐生の口ぶりから笠松に『何かをしようとしている』ことだけしか聖知にはわからず桐生の言葉に躊躇する。




「……わかった……
 でも…笠松先輩に危険が及ぶようなら…」



怪我や危険な事をさせるつもりなのかわからず…
聖知は条件付きで了承して桐生に伝える。



「そのご心配には及びません。
 危険を伴うことは何もございませんので。
 ただ…どんな結果になっても…
 恨まないでくださいね?」



桐生はマスターキーを使用して扉の鍵を解錠すると、聖知は後ろからついていき屋敷の中へと入っていく。屋敷の3階まで行くと、ガラス張りの窓からホール全体が見渡せる部屋まで連れて来られる。

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