第12章 海常高校バスケ部
ーーー部活動総会ーーー
説明が終わり私と涼太はバスケ部の方に挨拶に行った。
「どうもっす。」
「こんにちは。」
「いや〜まさか水瀬ちゃんも海常に入学してくるとは…」
「すいません。驚かせようと思って。」
「俺もさっきまで知らなくて驚きっすよ…」
「もう、驚いた驚いた。笠松なんかアンコウみたいにポカーンって「余計なこと言うな。」
バスケ部まで行くと森山先輩が嬉しそうに迎えてくれた。
笠松先輩は森山先輩をしばいていて私と目があうとすぐにそらしてしまった。
やっぱり黙ってたこと怒ってるのかな?
「笠松先輩。ごめんなさい。黙ってて…」
「ッ…別に謝ることじゃねえだろ?」
「私、もしまだ空いてるならバスケ部のマネージャーを志望したいんですが空いてますか?」
「ッ…ぁぁ…頼めるか?」
私は笠松先輩に近づくとなぜか笠松先輩の顔が赤くなり何時もの笠松先輩だと安堵して微笑んだ。
今日から笠松先輩の後輩。
バスケ部のマネージャーにも慣れて私は海常高校バスケ部の一員になれたことで嬉しさに満ちていた。