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【黒バス】何度でも貴方に恋をする R18

第54章 協力者




「…?
 どうか…しましたか…?」


「いや…話し声が聞こえたような気が…
 気のせいだったようだ…」


監督は扉を開けても誰の姿もなく、再び扉を閉める。




「(危ねえ…)


「(危うく怒られる所だったっスね…)


「(お前たちがうるさいからだぞ…
 今度は慎重に聞くんだ…)


(それはお前だろっ…)


扉が閉まると再び、笠松、黄瀬、森山は体育館のドアへと聞き耳を静かに立てる。




「悪いな…で、どうなんだ?
 水瀬の考えは…」



「私は…
 洛山に行く話は断りました。
 ですが…もう一度よく考えるように言われました。
 でも、気持ちは変わりません。
 私は、海常の皆のバスケを…
 支えていきたいと思っています。」



「そうか…!
 それを聞いて安心した。
 水瀬は本当によくやってくれている…
 部員から聞いたが…
 2軍の体育館にもよく顔を出してるって聞いてな…
 部員からも君を慕っている声をよく聞く…
 …君がいなくなると…
 うちは悲しむ奴が多そうだからな…」



「いえ…そんな…
 私は…ただ1軍とか2軍とか関係なく…
 皆んながバスケに集中できるよう…
 これからもサポートしていきたいです。」


「…そうだな。
 初めての合宿になるが…
 何かわからないことがあれば…
 遠慮なくワシか、笠松に何でも聞いてくれ。」


聖知の返答を聞くと監督は安心して、胸を撫で下ろす。

レギュラーだけの合宿といっても準備することや買い出しなどやることが多々あり…聖知は後で笠松に聞こうと考えながら監督にお辞儀をして体育館から出ようとする。

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