第54章 協力者
笠松は今後の事について考えていると…聖知がお風呂から戻ってくる。
「幸男さん…
お風呂、ありがとうございました。」
「あぁ……
っ…聖知///⁉︎」
「どうかしました…?」
どうかしました?…じゃねーだろっ///
何だよっ…その格好は…っ……
笠松は生返事をしてふと聖知に視線を映し着ている姿を見て一気に顔を真っ赤にさせる。
パジャマなのは間違いないがナイトドレスのような服を着て戻ってきて笠松は口をパクパクさせて思わず何か込み上げてきそうな感じがすると鼻を抑える。
「っ…ゆ…幸男さん…!?」
「っ…!」
笠松は、またもや聖知の前で盛大に鼻血を出してしまった。
「あの…大丈夫ですか…?
血止まりました?」
「っ……///
……格好悪りい…」
「幸男さんが鼻血出すの2回目ですね?」
「か…数えんなっ…///
不意打ちすぎるだろっ///」
笠松は仰向けに寝ながら心配そうに覗き込む聖知を見ながら再び顔を赤くする。
改めて聖知の姿を見つめると、薄ピンク色のリボンやレースがあしらわれているナイトドレスで鎖骨が露出し少し覗けば胸元が見えるようなデザインに再び体温が上がるのを感じる。