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【黒バス】何度でも貴方に恋をする R18

第51章 笠松家の夕食




「私が…中学3年生の時に…
 その…電車で…痴漢から助けてくれたんです。
 それから…色々悩み事とか…
 親身に相談に乗ってくれて…」



「あら…まぁ……
 聖知ちゃん…
 それで恋に落ちたってこと…?」



「いえ…その時は尊敬する先輩として…
 接していました。」



「じゃあ、他に恋に落ちた…
 エピソードがあるってわけね!
 うぅ……聞きたいわっ!」



簡潔に伝えると笠松の母親はボールにハンバーグのたねを捏ねながら聞くと、うっとりとしたような表情を浮かべる。




「あの…えっと…か…笠松さんは…」



「やだ…聖知ちゃん!
 そんな他人行儀な呼び方…
 私のことは『るみさん』って呼んでで欲しいわ。
 何なら…お母さんでもいいわよ…?」



「い…いえ…流石にそれは…///
 じ…じゃあ…ルミさんで…
 や…野菜切れました。」



流石にお母さんと呼ぶのは気が引け、『るみさん』と呼ぶと笠松の母親は満足そうにニッコリと微笑んでいる。



「じゃあ、あとは焼くだけね!
 聖知ちゃん、お皿の準備とかしてくれる?
 そろそろ幸男も…ウズウズしてると思うから…
 ついでにエプロン姿見せていらっしゃい。」



「っ…は…はい…///」



笠松の母親からそう言われると食器類をテーブルに運ぶためにカーテンを開いた。

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