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【黒バス】何度でも貴方に恋をする R18

第51章 笠松家の夕食




––––笠松家 夕方17時––––


「お…お邪魔しますっ…」


「聖知…そんな緊張すんなって…」


「む…無理ですっ…」


エプロンを購入した後、2人は笠松の家へと着き中に入ると聖知は緊張していた。泊まったことは何回かあったが…それは笠松以外誰もいなかった時だけ。

緊張した面持ちで家の中に入るとリビングから誰かが玄関まで走ってくる足音が聞こえる。



「あら、早かったわね…
 聖知ちゃん、いらっしゃい!
 全然緊張しなくていいから…
 ゆっくり寛いでね?」


「…こ…こんばんは…
 あの…これ…お邪魔するので…
 よければ…また皆さんでどうぞ…」


「聖知…それって…そういっ…っ…」


「…そんな…気にしなくて良かったのに…
 でも、ありがとう…私がお礼する立場なのに…
 ほら…上がって?」


笠松の母親が嬉しそうに玄関までやってくると、聖知はエプロンを買う時に購入した菓子折りを渡す。

聖知が購入しているところを見た笠松は、何かを伝えようとすると笠松の母親に途中で口を遮られ、息子を無視して聖知をリビングへと招き入れる。



「幸也たちは動物園から帰って…
 明日の準備終わったら…疲れて寝ちゃってね…
 「お姉ちゃんが来たら絶対起こして!」って…
 言ってたけど…もうしばらく…
 寝かせておきましょう。」


リビングに入ると幸也と幸大はソファで疲れたように熟睡してお昼寝をしていた。笠松の母親はそう伝えると食事の支度をするためにエプロンを着ける。







「あ…あの…お手伝いしますっ…」


「…へ…?」
 

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