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【黒バス】何度でも貴方に恋をする R18

第50章 動物園





「……?
 パンダの赤ちゃんも可愛かったですけど… 
 私は、ペンギンの赤ちゃんとか見てみたいです。」



「……パンダ…? 
 ペンギン……?
 ……動物の……赤ちゃんってことか……
 そ…そうだよな///」


「………?
 他に……ありますか?」


「ね…ねえよなっ!…っ…//////
 お…俺は…ら…ライオンの赤ちゃんとか…
 見てみてえな…」



聖知の言葉を聞いて一気に現実に引き戻される。

聖知の言う赤ちゃんは「動物の赤ちゃん」の事で俺の脳内では勝手に「人間の赤ちゃん」に変換されテンパってしまった。





つーか…冷静に聞いてたら動物の話に決まってるだろっ…



なんか…俺……



1人で勘違いして…ダセえな…




それから…聖知と色んなエリアを周り、その度に聖知は舎内から出る度に幸せそうな表情を浮かべていた。


俺も…聖知が楽しそうにしているのを見るだけで満足で…時間が昼になる手前で昼食を取ることになった。







「時間、あっという間ですね…
 もうお昼だなんて…」


「そうだな…まだ…あと半分くらいあるけど…
 余裕で回れるだろ…」



手を繋いで園内にあるハンバーガショップに立ち寄る前に笠松のスマホの着信が鳴る。



「悪い……ん…?
 監督だ…」


「……監督…?」


「休みの日に連絡来るなんて珍しいな…
 悪い…ちょっとかけてくるから…
 ここで待っててくれるか?」


「はい、急ぎかもしれませんし…
 ここで待ってますね?」


普段、練習が休みの日に監督から連絡が入ることはない。

何か急ぎの用事か…それとも明日からの練習で何か話があるのか考え…お店に入る前に聖知を残してその場を離れた。

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