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【黒バス】何度でも貴方に恋をする R18

第46章 すれ違い






「…………」


聖知は晩御飯を作り終わり、父瑛一を待っていると笠松から新着のLINEが来ていることに気づいていた。




「……笠松先輩…」


聖知の中で「忘れないといけない」と何度も言い聞かせても…だんだん気持ちを偽る事がしんどくなり…メッセージを見ようとタップしようとする。

  




「悪い…遅くなった。聖知……」


「っ…!…あ…お帰りなさい。」


瑛一が帰ってくると慌ててスマホを閉じて出迎える。





「聖知…怪我の具合はどうだ?」


「…もう…包帯なしでも大丈夫だよ。」


「そうか…でも、治りきるまでは安静にしてろよ?」


「うん…」


「それとな……言いにくいんだが…
 予定より早くアメリカに戻る事になった。」


晩御飯を食べ終わり、瑛一は聖知の怪我の具合を確認すると安心したように笑みあと1日しか一緒に居られない事を伝える。

 




「そっか……お父さん…身体壊さずに元気でね。」


「まだ早いだろ……聖知……その……あいつから……連絡はあったか…?」


「あいつって…?」


「笠松だ。」


「っ…!」


「…あったんだな…。
 聖知…俺は…
 聖知が別れるって決めたんなら止めねえし…
 何があっても聖知の味方だ。
 ……だけどな…もし……自分の気持ちに…
 少しでも押し込めている事があるんなら…
 きちんと吐き出してアイツと向き合わねえと…
 先に進めねえぞ。」



突如笠松の話が出て聖知は沈んだ表情を浮かべて顔を逸らす。その聖知の様子から瑛一はすべてを悟り、助言する意味を込めて伝える。








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