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【黒バス】何度でも貴方に恋をする R18

第46章 すれ違い





放課後





「じゃあ…涼太…部活頑張ってね…」



「早く怪我…治るといいっすね…」



「大事を取って休んでるだけだから気にしないで……涼太…わかってると思うんだけど……笠松先輩と…」



「わかってるっすよ…部活には私事は挟まないっすよ。聖知っちは心配せずにゆっくり休んで…」



聖知は自分が笠松と別れた事でチーム内の雰囲気や連携に影響がないか心配していた。黄瀬は心配かけないように軽く手を振ると部室へと向かう。







「うぃーす!」


「お…黄瀬……聖知ちゃん、怪我の具合どうだ…?」


「怪我が治るまでは監督に休みって言われたらしいっす…あと2-3日くらいって言ってたっすよ?」


「そうか……早くよくなるといいな。」


「…………」


部室に入ると笠松、森山がすでにおり練習のために着替えていて黄瀬と森山が話をしていると笠松もチラっと話を聞いたまま黙り込んでいる。






「…笠松先輩……俺……聖知っちと付き合う事になったっすよ。」


「…………」


「……へ…?…ま…本気か…⁉︎」


黙り込んでる笠松を挑発するように嘘を告げると笠松は無言で部室を出ていく。森山は話に追いついていけなく「先越された…」といじけている。






無言で出て行った笠松を追いかけて黄瀬はもう一度声を掛ける。



「笠松先輩……もう聖知っちは俺のモンなんで手を出さないで下さいね…」







「………うるせぇ……嘘ついてんじゃねえよ!
 聖知は…お前に渡さねえ…俺が…俺が守る。」





黄瀬の言葉にイラつくように笠松は拳を握りしめて黄瀬に威嚇するように怒鳴る。笠松の言葉を聞いて黄瀬もキッと目を細め真剣な表情を浮かべ2人の間に火花が散るようにお互いに睨み合う。

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