第9章 過去※
「嫌ッ…離してッ…!」
「ギャーギャーうるせえ女だな…折角ベッドのある部屋にしてやったんだ。黙って俺に抱かれたらいいんだよ!」
頭に危険信号が鳴り響き逃げ出そうとするとあっさり捕らえられ花宮にベッドに放り投げられる。
「嫌ッ…やだッ…やめてッ…」
「フハッ…その怯えた顔…もっと恐怖に変えてやるよ。」
「いやっ!…最低ッ…んんッ⁉︎」
ベッドに放り投げられ花宮は私に馬乗りになり私の最後の懇願を打ち消すように抵抗する私の手首をベッドに押さえつけ私の唇を奪った。
ファーストキスだった…
初めては好きになった人としたかったのに……
「んんッ‼︎…ッ…!」
「…ッ…ちッ!…もっと身体にわからせないとダメなようだな。」
花宮にキスをされて私は相手の唇を噛むと花宮は唇から血が流れていた。私を一瞬睨み付けると私の手首を抑えつけていた手を近くにあった包帯で縛り上げ私が抵抗できないようにベッドの柵に固定して縛られる。
「ッ…いやっ…ッ…やッ…やめてッ…!」
「ん……」
手が自由になった花宮は片方はスカートの中に手を伸ばし何度も私の太ももをゆっくり手を這わせて片手はパーカーのファースナを降ろし制服の黒いリボンを解き慣れた手つきでブラウスのボタンを外され私の首筋を舐め上げる。
手首に力を入れても拘束されている手は動かず、私はされるがまま何もできなくて私の首筋に顔を埋め花宮は舌を這わせて舐め上げていた。