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【黒バス】何度でも貴方に恋をする R18

第9章 過去※




「ぁ?」

「なんで…あんなひどいラフプレーをするんですか……。正々堂々と戦って下さい。これ以上選手を傷つけるはやめて下さい!」

「ちゃんとやってるだろ?審判の笛でも鳴ったか?」

「わからないようにやってるだけでしょ…こんなことしてもうちは負けませんから。」

「おい、待て。」


花宮を呼び止めると私はラフプレーをやめるよう話をした。

案の定、やめるつもりもなく…これが花宮のプレースタイルなんだと感じこれ以上話をしても無駄だと思い立ち去ろうとしたら花宮に手首を掴まれた。


「なんですか……」

「お前…いい女だな。なんなら、ラフプレーやめてやろうか?」

「……本当ですか…?」

「ただってわけにはいかねえけどな…俺の頼み事一つ聞いてくれたらいいぜ?」

「………頼み事ってなんですか…?」

さっきまでの態度とは裏腹に花宮はラフプレーをやめることを持ちかけてきた。

頼み事一つでラフプレーをやめてくれるなら…

みんなが怪我してるのを見なくて済むなら…

私はそんな悪魔の囁きを聞いてしまったかのように誘いに乗ってしまった。




「マッサージ?」

「ぁぁ…これでも、右足を痛めてんだよ。後半からは試合には出ない。マッサージを入念にしないといけなくてな。帝光のマネージャーならこれくらい朝飯前だろ?」

「マッサージをすればラフプレーやめてくれるんですか?」

「ぁぁ…考えてやってもいいぜ?」


花宮が出した条件はマッサージだった。
確かに色んな選手のマッサージをやってきたから得意だったが花宮が足を痛めてる事に驚きだった。



「…わかりました。あんまり時間は取れませんが…」

「ならこっちだ。」


そんなに時間はかからないと思うし…

マッサージ終わったらすぐ黒子君のいる医務室に行こう。

私はぼんやり考えていて気づかなかった。

前を歩く花宮が薄笑いを浮かべていたことを……



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