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【黒バス】何度でも貴方に恋をする R18

第42章 波乱




昼休み


予鈴がなると聖知と待ち合わせ場所に向かうため席を立った。




「おい、笠松…さっき武内が探してたぞ。」


「…は…?」


「なんか見かけたら…すぐに職員室に来るよう伝えて欲しいって。」


「…そうか…サンキュ…」


教室を出ると同じクラスメイトの岡田から監督が俺を探していたと聞き、職員室に向かう前にスマホを探すがポケットにも鞄にも見当たらねえ。


忘れてきたか…と思うが早朝の練習の時に使っていたのを思い出しもう一度探すが見つからねえ…

部室に忘れてきたかと思い…聖知に連絡したいが…部室に行くよりも職員室で早めに話を終わらせてすぐ向かうことにして小走りで職員室へと向かう。






「失礼します。監督…」


「おう、笠松か、どうした?」


「…?…いや…監督が俺を探してたって…
 職員室にすぐ来るようにって聞いて…」


「…?…いや…特には…探していないが…」


「……?…そ…そうっすか…じゃあまた後で…」


職員室にノックして入ると監督がデスクで昼食を食べていた。

探してた割には昼食を食べてる姿に「急ぎだったのか?」と思ったが用件を聞くと探してないと聞かされ…困惑したまま職員室を出る。





「あ、おい、岡田…お前…監督に聞いたが…俺の事探してないって言ってたぞ。」


「…ん…あぁ…そうだったんだ…俺も人づてに聞いたからさ…小林が俺に笠松に伝えといてくれって…」



「小林だって…ッ…!
 あいつに頼まれたのかッ⁉︎」


「え…あぁ…最近笠松と仲悪いからって…頼みに来たぞ。なんか…昼休みに新しくできた彼女と遊ぶって…え…おい…笠松…⁉︎」
 

廊下でさっき話した岡田とばったり会い、探していなかった事実を伝えて中庭へ向かおうとすると『小林』の名前を聞き咄嗟に聖知の顔が脳裏に浮かぶ。

岡田の制止も聞かず中庭へ全力で走って着いたが聖知の姿はなかった。


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