第40章 初めてのプレゼント※
「…じゃあ…また…明日な…」
「…はい///…あの…これ…大切にしますね…///」
「あ…あぁ…///……聖知…」
笠松宅を出て聖知のマンションに着き手をゆっくり離すと聖知が振り返りプレゼントしてもらった袋を持ち幸せそうに微笑む。
予想以上に聖知が喜んでくれる姿が可愛くて笠松はこのまま帰るつもりだった……が…
欲求を抑えきれず聖知の肩を掴み誰もいないであろうマンションでキスをしようとした。
予想もつかない人物に遮られるとは微塵にも思わずに……
「おい……手繋ぐだけだって…言わなかったか………」
ドスの効いた声でなぜか聖知の部屋から聖知の父瑛一が出てきて唇が触れそうになっている聖知と笠松の間に本で遮り自分の娘を抱き寄せて笠松から遠ざける。
「Σッ…お…お父さん…!?」
「ッ…!!」
急に瑛一が出てきたことで2人が心臓が飛び出るくらい驚き…父瑛一の目は娘の聖知ではなく笠松をギロリと睨んでいた。