第40章 初めてのプレゼント※
「ッ…///」
「聖知…帰したくねぇ…けど……困るよな…」
「ッ……こ…困ります…///」
笠松は聖知を抱き寄せ胸板に押しつけるように抱きしめる。
ダメだとわかってはいても…聖知に帰って欲しくなくて惜しむように髪に優しく触れる。
聖知は一瞬…心が揺らぐように黙り込んでしまい…そばにいたい気持ちにかられるも…そっと笠松から離れる。
「あの…私も…寂しいです…けど…バスケに打ち込んでる幸男さんが…1番好きなので……集中してほしいので…今日は帰りますね…///」
「……そ…そうか…///」
「だから……迷惑じゃなければ……///
もし…明日6時から練習に行くなら…
わ…私も…一緒に…行って…いいですか…///」
「ッ…///
朝…かなり…早えけど…いいのか?」
「大丈夫です!…だ…ダメですか…?」
朝練前に笠松がいつも早めに体育館に来ていることを知っていて…前から何か力になりたいと聖知は考えていた。
笠松自身は早朝に付き合わせるのも悪いと考えていたが…聖知の言葉を了承するように手を優しく握りしめる。