第40章 初めてのプレゼント※
「ッ…すいません…なんか…寝てしまったみたいで…」
「いや……その…また…気絶させちまった…だろ…」
「え……ぁ…だから…寝て…たんですね…///」
聖知は勝手に寝てしまった事を言っていると思い…笠松から気絶した事を聞くと、寝ていた理由がわかり恥ずかしくて目線を逸らす。
「ッ……聖知……お…怒ってるか…?」
「え…怒ってませんけど……///」
「そ…そうか…///…わ…悪いな…///」
「私こそ…ご飯作れなくて…すいません…」
チャーハンを食べている聖知に笠松は近づく。
一度ならず2度までも気絶させてしまったことに聖知がどう思っているか気になり聖知を見つめてすぐに目線を反らして反省する。
そんな笠松の気持ちを知らずに晩御飯を作れなかったことを謝ると笠松に優しく抱きしめられる。
「ッ…ど…どうしたんですか…///」
「いや…///…今度…作ってくれ…」
「わ…わかりました…///…あの…ご飯食べませんか…?」
「ッ…ぁあ…///」
シーツ越しに抱きしめられて聖知は恥じらうように顔を赤らめる。
ずっと抱きしめられたままでいると笠松がまだご飯を食べていないことに気づいて相手の服を握りしめて声をかける。
照れくさそうに笠松は笑うと自分の作ったチャーハンを聖知と一緒に食べ進める。