第39章 看病と真実
ーー笠松視点ーー
………なんか……すげえ……柔けえ…
寝心地が良いというか……
なんで俺………寝てんのか……
気を失ってふとベッドで寝てる感覚を味わいながら身体がいつもより鉛のように重だるく感じる。
ゆっくり目を覚ますと今にも泣きそうなくらい瞳に涙をためている聖知が心配そうに俺を見つめている。
「聖知……ここ…どこだッ…」
「ッ……良かった…ッ……なかなか目が覚めないからッ……」
「Σッ…お…おいッ…//////」
ぼんやりしてまだ働いてない俺の頭は…泣きながら聖知に抱きつかれると密着する事で聖知の良い匂いがして一気に脳が覚醒し顔が一気に熱くなる。
「身体は平気ですか…ッ…あの後…すぐ倒れてしまって……なかなか目が覚めなくてッ……」
「そうかッ……悪いな…心配かけて……聖知は…怪我してないか…?」
「ッ…私は大丈夫です…ッ…」
「なら良かった…聖知を守れて良かった…///」
「ッ…//////」
どうやら…あの後気絶してなかなか目が覚めなかったらしい……
心配させて…泣いてる聖知を俺からも抱きしめると聖知も顔が赤くなってるのを見えお互いに抱きしめてあっていた……が……
……その場の雰囲気を壊す一言が部屋に響いた。
「……いちゃつくのは2人の時にしてもらえますか…」
ーー笠松視点終了ーー