第38章 リベンジと初仕事
「………また………変な男に好かれてますね……お嬢様は……」
花宮という男を見張っていると笠松様とお嬢様が現れて。笠松様はスタンガンで気絶され、お嬢様は仲間の1人に捕えられていました。
本来であれば……
すぐに助けて差し上げたいのですが………
ガキの喧嘩にすぐに手を差し伸べるのは……
躊躇してしまいますね……
それに……お嬢様との……関係も気になるところ……
しばらく静観して様子を見ていると…言い合いになっているご様子…
「はぁ…仕方ありませんね…」
ですが……花宮という男はお嬢様を壁に叩きつけて暴力を振るいだしたのでこれ以上静観はできずお助けしようと行動を起こそうとしたところ……
……気絶していたはずの笠松様が後ろから花宮という男に後ろからタックルをして見事に突き飛ばしてお嬢様を助けていました。
間違いなく気絶したはず……
電圧が弱かった…のでしょうね……
「さぁ……どうしますか……
スタンガンで身体はまともに動けないはず…
どうやって助けるのか実物ですね…」
ふと…お嬢様をどうやって救出するのか気になり、手出しはせず、もうしばらく静観して見つめることにしました。