第7章 花宮 真
ーーー花宮視点ーーー
暇だった。部活も休み。
つまんねえ授業も終わり特に何もすることなく街をうろついてた。
そんな中ムカつく女を見かけた。
水瀬 聖知。
俺の玩具。
今日は黄瀬も笠松もいねえみたいだな。
ハッ…暇つぶしに遊んでやるか…
16時に駅前の喫茶店で待ち合わせの約束をしている話を聞いた。
フハッ…どんな反応するか見ものだな。
ーーー15時45分 喫茶店ーーー
案の定この女は早めに喫茶店に来た。
店員に誰かと待ち合わせで後からくると伝えておけば馬鹿な店員は勘違いして俺の席へ案内する。
「なんなら思いださせてやろうか?」
やはりこの女は俺を警戒している。
ハッ…なら今日は中学の時のことで痛ぶってやるよ…
俺は、この女を次はどんな惨めなことをしてやろうかと考えた瞬間コップに入ってた水をかけられた。
「最低っ‼︎ふざけないでっ‼︎」
ふざけてんのはどっちだよ…‼︎
この俺に水ぶっかけるなんていい度胸してんなぁ…
俺は聖知の手首を掴み引っ張るように店を出た。
ただの暇つぶしでからかってやるつもりだったが…
この生意気な女には教え込まないとな…
女が男には勝てない…玩具は俺に使われてこそ価値があるってことをな…
忘れられない日にしてやるよ…
ーー花宮視点終了ーー