第38章 リベンジと初仕事
「これ……もしかしてイタズラか…?」
「でも…フルネームで呼び出すくらいならお知り合いじゃないですか…?」
「…それもそうか……だが俺には小学生の知り合いなんて…いねえぞ。」
「……とりあえず行ってみます…?」
「あぁ…悪いな…」
心当たりがなくてイタズラかと思うが名前をフルネームで呼び出すあたり聖知の言うとおり俺に心当たりがないだけかもしれないと思い聖知と一緒にB1Fへと向かった。
「ここか…?」
「ショッピングモールにもこういうとこって…あるんですね…」
受付と書かれている所に近づきインターフォンを押すと成人男性が出てきた。
「笠松様…ですね…本日、他のお客様から笠松様の個人情報に当たる品物を預かっておりまして。本日は個人情報を証明するものはお持ちでしょうか。」
「はい、保険証なら…」
「では、個人情報に当たるものになりますのでご本人様のみ入室してお渡ししたいのですが…お連れ様はよろしいでしょうか。」
「私…ここで待ってますね。」
「あぁ…すぐ戻る。」
この時…なんで気づかなかったのか……
また、聖知を1人にしてしまったことに……