第37章 如月家
「聖知…この後…何か用事あるか…?」
「…いえ…この後は特には…」
「そ…そうか…なら…//…どっか…出かけねえか…?」
「え…」
「休日だし…嫌な思いしてから帰るより…どっかで発散した方がスッキリするだろ……嫌…か…///?」
「…い…行きたいです…/// …たしか…前一緒に出かけたのは告白の時以来ですね…///」
近いうちに桐生とちょくちょく顔を合わせると思うと考えただけでも疲れてきてしまい、笠松先輩に心配かけないようになるべく顔に出さないように振る舞うが見抜かれていたかのように優しく気遣ってくれて嬉しくなり顔が赤くなる。
「ッ…///……そ…そうだなッ…やっぱ部活とかあるから…悪いな…あんまいけなくて…///」
「いえ…そういう意味じゃなくて///…私…一緒にいられるだけで…幸せです…///嫌な思いなんて…吹き飛んじゃいました///」
「ッ…そ…そういうことはッ…///…いッ…言うんじゃねえッ…///」
笠松先輩は顔を真っ赤にすると手を繋いで一緒に道なりを歩いていきショッピングセンターへと向かった。