第36章 ヤキモチと癒やし※
「ッ……!」
「ごめんなさい……そんな…辛い思いしてるなんて知らなくて……不安にさせて……私も…逆の立場だったら……不安になると思います……でも……私が好き…ッ……愛しているのは…幸男さんだけですッ…//////」
「ッ…!//////」
抱きしめたままなんとか不安を打ち消したいと思い、とても恥ずかしかったけど「愛している」と言葉を口にすると笠松先輩は顔を真っ赤にしている様子が見える。
「誰に口説かれても…告白されても…幸男さん以外……好きになることもッ……愛したりも……しませんッ……でも……私に隙があったから…髪にキスされたんだと思います……ごめんなさい……」
抱きしめるのをやめると相手から離れて、自分の隙に原因があると思い謝ると笠松先輩に抱きしめられる。
「そんなこと…ねえよッ……謝んなッ……俺……こそ……悪い…」
「私……嫉妬してくれて嬉しいです……それくらい…私の事好きでいてくれてるって事ですよね……かっこ悪くなんて……ないです……気持ちが知れて私は嬉しいです…」
「ッ……ちゃんと……話してればよかったな……聖知……ッ……愛してるッ…///」
笠松先輩から小さい声で「愛してる」と聞き自然と顔が真っ赤になり、もう一度聞きたくて服にしがみつき甘えるように寄り添う。
「ッ…//////……もう1回…言ってください……///」
「Σッ…そッ…そそッ…そんな…なッ…なッ…何回も言えねえよッ…」
「ダメ…ですか……?」
「ッ……聖知………愛してるッ…」
笠松先輩に耳元で囁くように言われると嬉しくなりさっきまで泣いていたのが嘘になるくらいお互いを抱きしめあっていた。