• テキストサイズ

【黒バス】何度でも貴方に恋をする R18

第35章 別れと不穏




ーー部活の帰り道ーー



「ありがとうございます…疲れてないですか…?」


「…そんなヤワじゃねーよ…じゃあ…明日な…//」

部活が終わり笠松先輩がマンションまで手を繋いで送ってくれた。
朝の練習と夕方の部活で疲れてないか心配すると不敵な笑みで笠松先輩は笑うと名残惜しそうに手を離して手を振り帰っていく。




「わぁッ…!…お…お母さんもう来てたの…?」


「お疲れ様…疲れてると思って…晩御飯作って待ってたの♡」


「え……お母さんが作ったの…?……」


何故か部屋の明かりがついており、鍵も空いていたため恐る恐る入ると母がすでにいてテーブルには白い皿に紫色の物体の料理が並べられていた。


「あ…ありがとう……ごめんね…忙しいのに……」


「手料理なんて久しぶりに作ったからすごく楽しかった…さあ…食べてみて!」


テーブルにはこの世のものとは思えない紫色のスープや野菜のヘタ、何故かフルーツも入っていて手洗いを済ませると恐る恐る座る。


「じゃあ……」


スプーンを手に取り恐る恐るスープを口に入れると今まで食べたことのない不思議な味がしてなんとか飲み込む。


「お、美味しいよ…作ってくれてありがとう…」


「…本当…?…じゃあ私も……うん、スパイスが効いていてとっても上出来ね」


ニコニコ笑みを浮かべながら私の感想を待っていて、「マズイ」など到底言うことができず笑顔で美味しいと伝える。


お母さんもスープを食べると「上出来、上出来!」と美味しそうに食べている。お母さん…「味音痴だっけ…」と思いながら作ってくれたスープを全て食べ終わる。

/ 793ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp