第35章 別れと不穏
「…そうですか……朝っぱらから…父がすいません……」
「いや…良い練習になったし…その…最後には…多分…認めて…くれたしな…//」
「そ…そうなんですか…?…なら…良かったです…」
「ただな……いや…なんでもねえ…///」
「…?」
笠松先輩と学食で待ち合わせをしていて…早朝自主練をしていた話を聞くと、父が公園に来て1on1に勝てば交際を認めると勝負を持ちかけられた事を聞く。
最後には父が認めてくれたと聞いて驚くも、安心して微笑むと笠松先輩は何か言いかけて途中で辞めて顔が赤くなっているのが見えよくわからず首を傾げる。
「そういえば…今日…部活終わったら時間あるか……?」
「ぁ…夜に母が泊まりに来ることになってるんです……明日アメリカに帰国するので……何か…ありましたか…?」
「そ…そうか……いや…な…なんでもねえ…///」
「…???…何か急ぎ…でした…?」
「いや……急ぎじゃねえけど……//……今週まで家族いねえし…泊まりに来ねえかと……」
「えッ…///…ご…ごめんなさい…今日は…ちょっと…///」
学食を食べ終わると中庭を散歩しながら歩いていると今日の夜の予定を聞かれて母が泊まりに来る事をを伝えると笠松先輩は視線を逸らしていて急ぎだったのかと思っていると泊まりに来ないかと言われてあの夜のことを思い出して顔が赤くなり顔を逸らす。