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【黒バス】何度でも貴方に恋をする R18

第34章 信頼の大きさ




ーー車の中ーー


「…………」


あれから部屋で待っているとお父さんが「行くぞ」だけ呟くように言い親子3人車に乗っていても会話もなく車内で沈黙が流れる。




ーー瑛一視点ーー


「(小声)ッ……何か話せよッ…」


「(小声)話すチャンスでしょ……自分から話かけなさいよッ…」


「(小声)こんな空気でできるわけねえだろッ…なんでもいいから話せよッ…」


車に乗っても沈黙が続いて娘の聖知本人は車からの景色を見たままこっちの会話には耳が入ってない様子だった。


小声で妻の澄香に何か話すよう促すと澄香はため息をついて聖知に話かけた。



「聖知、何か…食べたいのある?」


「……じゃあ……洋食が食べたい…」







洋食ってなんだよ……


ざっくりしすぎて入る店を迷っていると昨日、聖知がオムライスを食べていたのを思い出し洋食屋じゃなくてオムライス亭へと車を停める。



「聖知……車から出ろ……澄香は…ここにいろ…すぐ戻る。」


俺は、車を停めると車から出るように娘に促す。
聖知は何も言わずに車から出て妻の澄香を残して俺が誘導すると近くの遊歩道まで一緒に歩く。


ーー瑛一視点終了ーー

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