第31章 お泊まり※
ーー笠松視点ーー
1週間ぶりに聖知にキスすると…
自分でも驚くくらい制御できなくて…
気がついたら、聖知を押し倒して…貪るようにキスをして止まらなかった…
唇を離すと頬を赤らめて不安そうに俺を見上げている聖知を見るとこのまま襲いたい気持ちを押し殺して聖知の頬に触れる。
「前に言っただろ……2人で密室になると…こういうこともあり得るって……聖知の言う「何されてもいい」っていうのはこういうことされても文句言えねえってことだ……」
本当は…軽く流すはずだったが…
そんな顔してたら理性なんてもたねえ…
俺は……聖知の全部が欲しい……
「……俺は……聖知を……抱きてえ……
聖知は…俺に…抱かれんのは……嫌……か…?」
案の定…顔を真っ赤にして答えずに逃げようとするのを見て俺は抱き起こして
気持ちを聞こうとするとゆっくり話してくれた。
「絶対無理と思ってる」と聞いて花宮の事が頭をよぎりやっぱりゆっくり気持ちの整理がつくまで待つつもりでいると聖知が言葉を続けた。
「……幸男さんとなら……
一緒に…支えてくれるのなら……
きっと…乗り越えられる気がします………
今日……1人で…戦うなって言われて…
すごく嬉しかったです……
だから……私も気持ちに……応えたいです…///」
俺は、恥ずかしそうに赤らめている聖知を優しく抱きしめると気持ちに応えてくれた聖知を抱き上げてベッドまで連れていった。