第27章 放課後デート
「ほら…着いたぜ。」
学校を出てからだいぶ歩き目の前に海が広がっていた。
ちょうど夕焼けに染まっていく海はとても綺麗で初めて見た光景に私は子供のようにはしゃいでしまった。
「うわぁ……すごい…こんな綺麗な景色初めて見ました…」
私はスマホを出して、初めて見る光景に写真を撮った。
学校の近くにこんな綺麗な場所があると思わず嬉しくなりある事を思いつく。
「笠松先輩、一緒に写真撮りませんか?」
「ッ…あ…あぁ…///」
「じゃあ、撮りますね?」
「Σッ…///!」
夕日をバックにスマホをカメラにすると私は笠松先輩の腕に抱きついて写真を撮る。
写真を撮って笠松先輩に向き直ると夕日に夢中で自分が笠松先輩の腕に抱きついていて恥ずかしそうに顔を赤らめている笠松先輩と顔が近くなっているのにすぐに気づいて恥ずかしさに顔が赤くなり慌てて離れる。
「Σッ…ご、ごめんなさッ…//////ついッ…夢中になりすぎてッ…ッ…///」
「謝る事じゃねーだろ…今更…何恥ずかしがってんだよッ…///」
私が慌てて離れると笠松先輩は腕を引き寄せられ抱きしめられる。
「ち…ちがッ…///」
「水瀬……いや………聖知…」
「ッ…//////」
自分から抱きついてしまったことに恥ずかしく弁解しようとすると笠松先輩に初めて名前を呼ばれてドクンと胸が高鳴る。
名前を呼ばれると笠松先輩は抱きしめるのをやめて両肩に手を置き真剣な表情で私を見つめる。
「ッ……キス……しても…いいか…」