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【黒バス】何度でも貴方に恋をする R18

第27章 放課後デート



ーー1-A 放課後ーー


「聖知っち…俺…ちょっと用事あるから先に帰るっすね…」


「…うん…またね。」


今日は、放課後の部活は体育館の定期点検のためお休み。
涼太は、私と目線を合わせようとせず帰っていった。



無理もないよね……


涼太が屋上から出て行った時、課題の提出って言ってたけど……
嘘だって…わかってた。


涼太の気持ちに応えられないくて悪い気持ちはあるものの、言ったことに後悔はしていなく帰る支度をして教室を出ると笠松先輩が待っていた。


昼休みに一緒に帰る約束をしていてわざわざ教室まで来てくれた事に嬉しく思い近づくともう1人見知った先輩がいた。




「笠松先輩……と…森山先輩…?」


「Σッ…あ゛…⁉︎……おいッ…何ついてきてんだよッ…!」


「いやぁ…笠松が違う方向向かってたから…
 もしかして…今からデートに行くのか?」


「えッ…///」


「Σばッ…馬鹿ッ…///
 詮索すんなって言ってんだろッ…早く帰れッ…!」


笠松先輩は気づいてなかった様子で森山先輩に振り返るとこめかみに青筋を立てて怒っている。


森山先輩がデートという単語が出てきた時、笠松先輩と付き合っていることを知っていると察して顔が自然と赤くなる。


笠松先輩は私の手を引き引っ張るようにその場から離れて1Fの靴箱まで降りていった。



「悪いッ…い…痛かったか…?」


「いや…だ…大丈夫です…///も…森山先輩…笠松先輩と…付き合ってる事…知ってる感じでしたけど…///」


「ッ……//…昨日…」


靴箱まで引っ張るように歩くと笠松先輩は我に帰り手をすぐ離すと手の心配をした。私はそれよりも…森山先輩が知ってることに恥ずかしくなり顔が自然と赤くなる。

笠松先輩は森山先輩が笠松先輩の告白を聞いていた事と、朝の出来事を話してくれた。



「そ…そう…だったんですね……///」


「知られて嫌だったか…//?」


「嫌じゃないです…///ちょっと…びっくりしただけですッ…///」


「……じゃあ…どっか…行くか…//」


「え…?」


「だ…だからッ…///部活も休みだし…時間あまりねえけど…い…行こうぜ…ッ…///」


笠松先輩が照れくさそうに手を差し出すと自然と顔が赤くなり手を繋いで一緒に海常高校を出た。
 
 
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