第26章 失恋
「はぁ……黒子っちって時々ほんと…大人びてるっていうか…なんていうか…」
黒子っちと別れると俺は公園を出て適当にブラブラと歩いて行く。
するといきなりバスケットボール飛んできて慌てて手で受け止める。
「1人なんて珍しいなぁ…今日は聖知ちゃんはいないのかよ…」
バスケットボールを投げてきたのは花宮真…
「花宮…ッ…」
「どいつもこいつも躾がなってねえなぁ…というか…聖知ちゃんは笠松とデキてんだよなぁ…お前…相手にされてないんだろ…?」
「お前には関係なッ…「だったらぶち壊せばいいじゃねーか」」
「ッ…!」
「笠松があの時邪魔しなけりゃ…うまくいってたたのになぁ…」
「ッ…!どういうことだッ……」
「はッ…聞きたいか?…なら…教えてやるよ…」
花宮に核心をつかれてイラつきその場から離れようとすると聖知っちの話が出て足を止めた。
花宮から祝日の日にあった話を聞いて俺は愕然とした。
話を聞いてて胸糞が悪くなり気がついたら俺は花宮の胸ぐらを掴んでいた。
「花宮ッ…!いい加減にしろよッ!
なんでそこまでッ…聖知っちのことをッ…」
「興奮すんなよ…というか…笠松と同じこと聞くのかよ…なら…同じこと言ってやるよ…
俺はな…あの女のもっと恐怖に打ちのめされて…
怯え切った顔が見たいんだよ…
…俺に服従したくなるくらい…
従順な玩具に調教して…
俺があの女をぶち壊してやるよ」
「ッ…!!」
「はッ…楽しみにしてろよ…」
俺は頭に血が上り花宮を殴ろうとすると花宮はガードして俺を足で蹴り飛ばすと冷酷な笑みを浮かべてそばに落ちているバスケットボールを持って去っていった。