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【黒バス】何度でも貴方に恋をする R18

第25章 調査と報告




ーー桐生視点ーー


………正直驚きました……


お嬢様のあのような姿は…


今まで見たことがありませんね…


笠松様にはお嬢様が心を委ねられる何かがある…


ということでしょうか……


とりあえず……これ以上は…


お邪魔のようですね……


死角となっている場所で2人の様子を見ているとお嬢様からあのような言葉が出ると思わなかったのと同時に笠松様に身を委ねている姿に目を伏せる。


私は少し考え込み自身の気配を消して屋上から離れた。




ーー授業終了後 SHRーー

「では…明日からは加藤先生が来ます。短い時間でしたがありがとうございました。皆様、気をつけてお帰りください。」


私は調査するべきことが終わり、3ーA組で挨拶を済ませる。



幾人かの女子生徒が私に群がりますが……


特に用もないのでにっこり微笑むと…


すぐに黙っていただきました。


生徒が散り散りに帰宅したりしているのを見て私の方から笠松様の方へ近づくと案の定、怪訝そうな目で私を見てきました。




「笠松君、君とお話しできて楽しかったですよ?」


「……どうも…。なんか…俺に言いたいことでもあるんですか…」


「いえ…特には…今のところはないですね…」


「…今のところ…?」


「くす…何でもありません…また…お会いしましょう…」


「…また…?…またって…どういう…」



話しかけると明らかに不機嫌そうな表情を浮かべていますね…


さっきの屋上でのことを怒っているんでしょうか…






「では……」

私は彼の問いには答えずに教室を出て屋上へ向かうと教師の服から燕尾服へと戻り見知らぬ住宅の屋根へと飛び海常高校から立ち去った。


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