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【黒バス】何度でも貴方に恋をする R18

第25章 調査と報告




「涼太…ごめんね…昼休みに…」


「…別にいいっすよ…そういや…あれからどうっすか…嫌がらせ…」


「……なんか……今日靴箱で…私の顔見てバケモノでも見るかのように叫んで逃げていったんだけど……いったい…何したの…?」


「……そ…そうっすか…なら…よかったす…」


昼食を食べて屋上へと向かいながら涼太と話をしていると朝私に嫌がらせした3人組と鉢合わせした。


なぜかわからないけど人をバケモノでも見るかのように逃げるようにその場から去って行って絶対涼太が何かしたんであろうかとわかると涼太に聞いても顔を逸らすだけで何も話さない。




「わぁ…涼しい…しかも誰もいないのって珍しい…」


「いつも誰かいるはずなのに…貸切みたいっすね…」


屋上へ行くと風が気持ちよくて手すりに手をかけ景色を眺める。

そこに笠松先輩と自分の執事がいるとも知らずに。





「おや…笠松君…なぜ貴方まで隠れるんですか…」

「ッ…まさか…ここで話すんのかよ…」
(場所ぐらい聞いときゃよかった…)

「?」

2人はいることがバレないように屋上の死角で縮こまって隠れていた。






「で…聖知っちの話って何すか…」


「うん……涼太…前に私のこと好きって言ってたよね…帰り道に…」


「………」


「私ね……やっと気づいたんだけど……
 ……笠松先輩のことが好きなの…」


「……やっぱ…そういう話…っすか…」


「………ごめん…」


「………俺…気づいてたっすよ……
 聖知っちが…笠松先輩のことが好きだって……」





「え…嘘でしょ?」


「いや…聖知っちは中学の時から笠松先輩の事好きなんだなって思ってたっすよ…」


「え…でも…好きって気づいたのは昨日だし…なんで涼太にわかるの…」


「そんなの…俺が聖知っちを好きだから…わかるっすよ…」


「私……正直…まだいつから好きだったのかわからなくて…」


「鈍感っすからね…聖知っちは…俺の中学の必死のアプローチも全然聞いてなかったくらいだし…」


「どッ………私は…今まで…好きとかそう言う気持ちわからなくて…」



 
涼太に屋上で話をゆっくり始める。
涼太は私が話をするとわかってたかのようにため息をついて涼太からも話をしてくれた。



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