• テキストサイズ

【黒バス】何度でも貴方に恋をする R18

第25章 調査と報告




「「Σうわぁッ!!」」


気配も感じず後ろに人がいるとは思わなくて驚き後ずさると見知らぬ男がにっこりと微笑んで立っていた。




「担任の加藤先生が急遽本日お休みになられましたので、本日のみですが…臨時担任の桐生と言います。よろしくお願いしますね。」


生徒が全員席に座るとその男は自己紹介を始める。
黒髪で整った顔一言で言えばイケメンの部類に入る。
臨時担任教師の赤い瞳がなぜか俺と目が合った。
見た目のせいかクラスの女子はかっこいいや素敵など黄色い声がクラス中に聞こえてくる。


マジで話しかけられた時はビビった…


ていうか…一日だけの担任ってありえんのか…?



「さて…授業を始めましょうか……」


その教師はなぜか楽しそうに笑いながら横目で俺を見てくる。


なんだ……さっきから……

なんでかわからねえが…イラつく……




「では…ここの問題をそうですね……笠松君…解いてもらえますか?」


「あぁ…はい…」


数学の問題を当てられて黒板に立つと難解な応用問題を当てられる。



げッ……ここかよッ……


ここ自信ねえんだよ……


黒板のチョークを取るとしばらく考え込んでいると教師が近づいてきた。



「おや……笠松君……この問題はわかりませんか…?無理ならそのまま席に戻ってもらっていいですよ?」



………ッなんか…イラつくッ…


なんだよッ…この教師ッ…



俺は怒りを抑えながら応用問題の回答を黒板に書いていく。


「ふむ…パーフェクトですね…素晴らしいです…」


クラス中に拍手が聞こえるが俺は臨時の担任教師をじっと睨みつけていて席へと戻る。



「では…授業を終わります…」
予鈴と共に授業が終わりその教師は教室を出ていく。



「笠松……よくわかったな…あの問題…」

「……あぁ…なあ…なんかあの臨時の教師…おかしくねえか…」

「ん……笠松……イケメンだからって妬くのはよくないぞ?」

「ちげーよ!お前に聞いた俺が馬鹿だった…」


あの教師のことは気になったが今日1日だけと言うこともあり特に気にせずそのまま昼休みの時間になった。


ーー笠松視点終了ーー


/ 793ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp