第23章 挑発と過去
「笠松先輩…あの…1つだけ言ってもいいですか…?」
「なんだ…?」
「あの…私を心配してくれて来てくれたので…
すごく嬉しかったです…///
だから…その………///」
「…?」
しばらくそのままの体制でいると落ち着いて笠松先輩から離れると
お風呂場でのことを切り出そうとしてもなんて言葉にしたらいいかわからず顔が熱くなるのを感じる。
「お風呂場で…見たことは…忘れてくださいッ…///
私も忘れますので…///」
「ッ…む…無理だろッ…///」
「む…無理じゃないですッ…///
絶対忘れてくださいッ…///」
「ッ…わ…忘れる必要なんかねえだろ///」
「Σなッ…///わ…忘れないなら…もう部屋に上げないですッ…///」
「ッ…わ…わかったから…拗ねんなよ…///」
私は顔を真っ赤にして風呂場での出来事を忘れてくれるように言うと笠松先輩も顔を真っ赤にして忘れる必要ないと聞いた時、
さらに恥ずかしくなり顔を隠すように私はそっぽを向くと笠松先輩は言葉に詰まり照れくさそうに言った。
「わ…わかってくれるのなら…///」
笠松先輩に向き直ると恥ずかしそうにお互い顔を赤らめていた。
「じゃ…帰るけど…ちゃんと戸締りしろよッ…///」
いまだに顔を赤くした笠松先輩は立ち上がり玄関に向かう。
その後を追いかけて私も玄関へと向かう。
「……笠松先輩……来てくれて…嬉しかったです…///
また明日…部活で…///」
「ッ…あ…あぁッ…///
明日…なッ…///」
改めてお礼を伝えて微笑みかけると笠松先輩は顔を赤くして軽く手を振り玄関を出て帰っていく。